精神医学用語⑨

妄想

根拠が希薄で非合理的にもかかわらず、揺るがぬ確信を持っており、経験や検証、説得によっても訂正が不可能な思い込み。その内容や程度には個人差があり、日常生活に支障を来さない軽度の妄想から、社会生活に支障を来すような重度の妄想まで幅が広い。妄想を抱いている当人は、それが妄想であると認識していないことが多い。

抑圧

自分が承認しにくい欲求や、自己を破局に導く欲求、自我を脅かす願望などを、意識に上がらないよう、意識下に抑えつけ、無意識のままそれらの葛藤を保持し続けている状態。フロイトの精神分析においては、最も基本的な自己防衛と考えられている。

抑うつ気分

「うつ病」の典型的な主要症状の一つ。うつによって抑え込まれた気分。はっきりした原因がないのに気分が落ち込み、何をしてもいやな気分が晴れず、虚しさや悲しさを感じる状態。健常者でも経験しうるが、原因を特定できないまま1~2週間以上続く場合はうつ病の可能性が高い。また、うつ病における抑うつ気分は、一般に朝から午前中に強く、夕方から夜にかけて気分が楽になる「日内変動」がみられることが多い。

ロールシャッハテスト

スイスの精神科医ヘルマン・ロールシャッハが1921年に考案した投影法性格検査の一つ。インクを落とした紙を2つ折りにして広げ、左右対称にシミのできたカード(ロールシャッハ・カード)を被験者に見せ、そこから想像する内容によって人格を分析するテスト。
「ロールシャッハ法」「ロールシャッハ検査」などとも呼ばれる。

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