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ここでは高次脳機能障害での受給成功事例を紹介しています。
Aさんは50歳のときに、自宅で脳梗塞を起こし、病院に救急搬送されました。
幸い一命は取り留め、上下肢の片麻痺等も残らず退院をして通常の生活に戻りましたが、脳梗塞を起こして以来感情のコントロールができなくなり、妻に暴力をふるったり、物を投げたりするなどの症状が現れ始めました。
特に記憶障害がはなはだしくなり、通院のための病院への道順がわからなくなったり、外出すると家までの帰路がわからなくなり、近所を徘徊することが多くなりました。
また、自分の考えがまとまらないために、自分の思ったことを相手にうまくつたえられないといったコミュニケーション能力も欠如してきました。
疲れやすいため、一日の大半は家の中で過ごしているため、着替えや入浴、外出は家族の援助が必要となりました。
初診日は、脳梗塞を起こし救急搬送された日前に、脳血管疾患等での入通院履歴がないため、脳梗塞を起こし救急搬送された日に確定し、受診状況等証明書(初診日の証明書)も容易に取得できました。
高次脳機能障害(脳の器質性精神障害)のため、疲れやすく、一日の大半を家で寝て過ごすという毎日であり、今後、よくなる見込みもありませんでした。
著しい記憶障害や注意障害、コミュニケーション障害などがあるため、日常生活における身のまわりのことも多くの援助が必要である点が考慮され、Aさんは、申請した月の翌月から事後重症の障害厚生年金2級に認定されました。
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